AI LAB / KEYWORD DICTIONARY

基礎知識

Encoder-Only Model(エンコーダ専用モデル)とは?

エンコーダ専用モデルは、Transformerのエンコーダ部分だけを使い、入力全体の文脈を双方向に参照して特徴を捉えるモデル設計です。

仕組みと使いどころ

各トークンが入力中のほかのトークンを参照できるため、文全体の理解が必要な文章分類、固有表現抽出、単語分類、抽出型質問応答などに適しています。推論では入力を処理し、埋め込みベクトルや分類スコアなどを出力します。代表例はBERTやDistilBERTです。一方、デコーダを持たず、前の出力に続けてトークンを生成する自己回帰型の構造ではないため、文章生成を主目的とする用途には通常、デコーダ専用モデルやエンコーダ・デコーダモデルが用いられます。

Encoder-Only Modelの活用例

たとえば、こんな場面で

問い合わせ文をエンコーダ専用モデルで分類し、担当部署の候補を示す仕組みや、文書から人名・組織名を抽出する処理への活用が考えられます。

使うときのポイント

モデル選定では、既存の入力を理解・分類したいのか、新しい文章を生成したいのかを確認します。対応する入力長や出力形式は個別モデルの資料で確認してください。

参考資料

Transformer Architectures · Hugging Face (新しいタブで開きます)Glossary | IBM watsonx as a Service SaaS (新しいタブで開きます)How AI Inference works - AWS Prescriptive Guidance (新しいタブで開きます)

用語の説明や活用例に関連する参考資料です。

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