01 / UNDERSTAND
仕組みと使いどころ
RoPEは、位置ベクトルをトークン埋め込みへ加算する代わりに、Attentionの計算前にクエリとキーの成分を位置別の角度で回転させます。回転されたクエリとキーの内積が位置間の相対角度に依存するため、Attentionへ位置情報を組み込めます。この処理自体に学習パラメータは必要ありません。標準方式のほか、長いコンテキスト向けのスケーリング方式、画像の行と列を扱う軸別方式、時間・高さ・幅の周波数帯を分けるマルチモーダル方式などがあります。利用できる系列長や挙動は、RoPEの種類、theta、スケーリング係数、モデルの学習条件などに依存します。
02 / IN PRACTICE
RoPEの活用例
たとえば、こんな場面で
文章を扱うTransformerでは、各トークンの位置に応じてクエリとキーへRoPEを適用します。画像を扱うモデルでは、行と列の位置に別々の回転を適用する2次元方式もあります。
03 / GOOD TO KNOW
使うときのポイント
thetaはRoPEの周波数スケジュールに使う基準値であり、最大系列長そのものではありません。対象モデルのrope_type、rope_theta、スケーリング係数、学習時の最大位置数を個別に確認してください。
参考資料
Rotary embeddings utilities · Hugging Face (新しいタブで開きます)RoPE (Rotary Position Embedding) — NVIDIA cuDNN (新しいタブで開きます)Rotary Position Embeddings (RoPE) — NVIDIA PhysicsNeMo Framework (新しいタブで開きます)用語の説明や活用例に関連する参考資料です。
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