AI LAB / KEYWORD DICTIONARY

基礎知識

WER(単語誤り率)とは?

Word Error Rate

WER(単語誤り率)は、音声認識の出力を正解文と比較し、単語単位の置換・挿入・削除の割合を示す評価指標です。値が低いほど誤りが少なく、0なら完全一致です。

仕組みと使いどころ

WERは「置換数+挿入数+削除数」を正解文の総単語数で割って求めます。音声認識モデルや設定の文字起こし精度を比較する際に使われます。ただし、綴りの小さな違いでも単語全体を誤りとして数えます。また、余分な単語が多い場合は100%を超えることがあります。大文字・小文字、句読点、数値表記などの正規化方法によって結果が変わるため、同じ条件で比較する必要があります。日本語のように単語境界が明確でない言語では、分割方法の影響を受けるため、文字誤り率が用いられる場合があります。

WERの活用例

たとえば、こんな場面で

会議音声を文字起こしする複数の音声認識モデルについて、人が作成した正解文と各出力を比較し、同じ正規化・単語分割条件でWERを計算して、候補選定の参考にできます。

使うときのポイント

WERだけでは処理速度や文章の読みやすさ、用途への適合性までは判断できません。評価対象に近い音声を使い、正規化と単語分割の条件をそろえて確認します。

参考資料

Evaluation metrics for ASR · Hugging Face (新しいタブで開きます)Amazon Transcribe - AWS AI Service Cards (新しいタブで開きます)

用語の説明や活用例に関連する参考資料です。

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